日本のために今、私たちは何ができる?

子供の未来の為に!「リリーマム」第3回 『自分でできるデトックス対策』

2011年9月6日 12:28 PM

米とぎ汁乳酸菌の作り方や使い方、お料理講座

デトックス効果があり、腸を活性化する                                                                                                                                 米とぎ汁乳酸菌の作り方や使い方と、                                                                                                                                      簡単なデザート(乳酸菌豆乳ヨーグルトと玄米甘酒と
マクロビオティック・アイスクリームの作り方)

@日時:9月22日(木)14時~15時半

(ママのお洒落お洋服・子供服交換会『エコりゆーす』も                                                                                                                         同時お申し込みの方は16時半まで)                                                                                                                                     エコりゆーすとは?はこちら

@場所:in the garden.inc 
   東京都港区白金台5-11-8-204  

@人数:★10名限定とさせていただきます。★                                                                   お申し込みはこちらleballon@road.ocn.ne.jp
①お名前 ②お電話番号 ③お子様の有無 ④お子様がいらっしゃる場合は年齢
                                                                                                                                                      

@材料費:(含む参加費500円) 2500円                                                                                                                                              注:リリーマムは必要最低限な料金で設定しております。

「乳酸菌」はお部屋にシュッシュ、お風呂で鼻の前でシュッシュ、生ゴミにシュッシュ、
お風呂のお湯に入れる、トイレ掃除にシュッシュ、いろいろ使えます。

画像は玄米甘酒のココアグラニテ つきよみブログより画像引用

講師 つきよみサロン 小川千秋さん                                                                                                                                    多摩美術大学デザイン科卒業。リマ・クッキングスクール(マクロビオティック料理)師範科修了。
                                                                                                    広告や雑誌のデザイン、書籍の装丁の仕事をしつつ、8年前から旧暦ベースのムーンカレンダー                                                                                                      「イン・ヤン カレンダー」を制作販売。「つきよみサロン」主宰。コラムや雑誌記事を制作。                                                                                                         高校生の息子が1人。
●HP:Yin&Yang Calendar ●ブログ:Yin&Yang Calendar

 *次回のリリーマム第4回は、「子供の教育について考える」                                                                                                                  グローバルな人間力を高めるために私達は、何をしたらよいのか?                                                                                                                      小学校お受験、中学受験、インター受験について語ろう!を予定しています!

参議院議員 松田公太さんに聞く!【最終回 】

2011年9月4日 5:38 PM

リテラシーを高め、

動き出す勇気をもつ

第1回子供の未来を考えるイベントリリーマム

 

子供たちのために、もう黙っていられない!

子供の未来の為に、これから自分たちが何をしていくべきかを考える。できることから始める―――。

そんな思いから、ジェネリーノ編集長、松前が発足させた子供の未来を考える勉強会「リリーマム」。記念すべき第1回目は、松田さんを講師に迎え、去る7月4日、白金台のカフェ「PER REGALO」において開催された。参加したママたちは20名あまり。会社を経営する人、教室を主宰する人、団体の代表を務める人など、ママたちのなかでもリーダー的な存在の方々が集まった。

 事前にメッセージを募ったところ、やはり今の日本の政治を憂える声が多く、子供の未来に対して不安を抱いている方がほとんど。しかしながら、こうした状況を自分たちの力でなんとかしようという前向きな意見がいくつも見られた。                

 「日本はダメだ、役人はダメだと嘆いていても仕方がないので、親が賢くならなければならない!」 

 「子供をもつ母の直感で自分なりに的確な情報を収集し、行動しなければ!」

 そんなママたちにとって、今回の勉強会は、まさに「知る機会、つながる機会」になったのではないだろうか。タリーズコーヒーの立ち上げから政界に身を投じるまでの経緯、そしてそれらを踏まえての経営者目線で語られる国会や各種委員会、政局の有様。松田さんの持ち味である、ビジネスの現場や身近な世界の出来事に置き換えての解説は、政治に明るくない人でも「なるほど、そういうことだったのか!」と理解が進む。とりわけ、前回もご紹介した「原子力損害賠償支援機構法案」のたとえ話には、参加者の誰もが真剣に耳を傾けた。

そう、いま最大の関心事は「原発問題」。さらに、それに端を発した「食の安全問題」。質疑応答の際には、参加者のひとりから切実な訴えが出された。

 「たとえば給食で出される牛乳。安全性について学校に問い合わせても、行政に問い合わせても納得のいく回答は得られない。子供の食のために、本当の情報を教えてほしい!」

 残念ながら、いまの政権下ではこの訴えにきちんと回答できる状態には至っていない。それどころか、食の汚染問題は拡大するばかり。加えて、政権維持のためのさまざまな思惑が絡み、この種の問題を扱うはずの消費者問題に関する特別委員会は、松田さんも委員のひとりだが、まったく開催されていない。消費者を守るために、いま一番機能しなければならないはずの委員会なのだが…。

だからこそ、「ぜひ教えてほしい」と松田さんは言う。子供を守るために、私たち子育てママが抱える不安や悩みを聞かせてほしい、と。

「私にも子供がいますから、みなさんの気持ちはよくわかります。委員会が開かれないのなら、自分たちが関係省庁に直接掛け合い、働きかけます。とにかく今は、ひとつひとつ官僚や省庁、そして東電に問題をぶつけていくしかないのですから」と 地道に訴えていく一方で、松田さんは経営者時代に培った絆を生かし、食の問題については新たな動きも展開している。その率直な言葉を借りるなら、「政治の動きの遅さに辟易した」ことが原動力という。

「被害にあった東北地方の食の復興を長期的に促進しようと、民間企業の経営者仲間とともに、『東の食の会』という社団法人を設立しました。私も発起人のひとりとして、去る6月24日に行われたキックオフフォーラムに参加。

東日本の食をテーマに、復興側と支援側をつなぐマッチング事業を展開していきたいと考えています。たとえば、安全であるにもかかわらず、風評被害によって痛手を被っている東日本の生産者のために、 安全を確認した上でプラットフォーム作りやマッチングを行い、消費者に届けるしくみづくりです。そうすれば、消費者も安心して選ぶことができますから」

 

 行動の人は、やはり行動の人であり、根っからの社会起業家なのだ。

「誰がやっても、何も変わらないとあきらめてしまうのではなく、これからも政治に興味を持ち続けてください。とかくわかりづらいと思われがちな政治の世界を、私は民間企業や、日々の生活の場面に置き換えてわかりやすく、みなさんに伝えていくと同時に、みなさんの声をしっかりと国に届けていきます。そして、これからも国民目線で考え、おかしな政治に『なぜ?』と突きつけていく政治家でありたいと思っています」

 2時間あまりに及んだ勉強会は、参加者のママたちにとって、「知る機会、つながる機会」になったことはもちろん、「自分の考えをきちんともって動き出す」ためのきっかけにもなった。

参加者の多くが、この日のことを自らのブログに記し、それぞれの意見を自分の言葉で綴っている。松田さんも勉強会の翌日のブログでこう記している。「子育てママにはもっともっと情報を入手し、自分の中で噛み砕いた後、発信して頂きたいと思っています!」

 

 インタビューと勉強会の2度にわたって松田さんにお話を伺い、はっきりとわかったことがある。それは、「情報を鵜呑みにせず、リテラシーを高め、動き出す勇気をもつ」ということだ。それこそが、日本のために、今、私たちがやらなければならないことではないだろうか。

私たちひとりひとりの力は、それほど大きくはない。けれど、小さな力も集まれば、巨大な力になる。そして、その力がきっと子供たちの未来を守ってくれるはずだ。

注:7月4日のイベントレポートの為、現状では内容が変化している点もございますこと、ご了承ください

終わり

参議院議員 松田公太さんに聞く!【VOL3】

2011年8月6日 10:25 PM

政治を身近な世界にたとえて

賠償問題を改めて考える

松田さんの言葉は、実にわかりやすい。

たとえばブログ。もってまわった言い方やまわりくどい表現は、一切ない。

伝えたいことが、シンプルな言葉でストレートにこちらに届く。

勝手な推測に過ぎないが、こうした日本語の使い方は、子供時代を異文

化のなかで過ごしたことと少なからず関係があるように思える。

YESなのか、NOなのか? 自分は、何を、どうしたいのか?

 何事にも明確な自分の意見を求められる環境のなかで育ったからこそ、

自ずと“伝え方” のテクニックが磨かれたのではないだろうか。

 

 だが、松田さんの言葉がわかりやすいのは、それだけではない。

曖昧で混沌とした政治の世界を、身近な世界やビジネスの現場に置き換

えて解説してくれることだ。「原子力損害賠償支援機構法案」はその最た

るものだろう。舌をかみそうなほど長い名前で難しそうな法案だが、内容は

それほど難解なものではない。6月15日付のブログには、以下のように解

説している。

「今回の事故をきっかけに『新たな箱(機構)をつくり、その箱に全国の電力

会社からお金を少しずつ出させ、原発事故があった場合はそこから払いまし

ょう』という電力会社の保険的な組織をつくりましょうということ。」(原文を抜粋)

 しかし、この法案について松田さんは「東電を救済するために作るようなもの」

とバッサリ斬る。なぜなら、巨額の賠償に応じきれない東京電力は、一般的な

民間企業であれば、会社は当然潰れているわけであり、救済の余地はないからだ。

 そもそも今回の原発事故に端を発した東電の賠償問題は、松田さんの言葉を

借りるなら、“資産家の息子がおこした最悪の交通事故”なのだ。

“まわりから「これは危険なだ!」といわれながら、ずっとそれに乗り続けていた

T。ある日、住宅地に突っ込んで事故を起こしてしまった。

多数の怪我人が出て、多くの家々も破損してしまった。

でも、T君いわく、「賠償するお金がない!」 そんな困り果てたT君のために、事故後

T君と仲の良い偉いおじさん(政治家)が出てきて、仲間のC君やKにお金を出さ

せて、そこから賠償金を支払った。しかし、実はT 君は資産家の息子。

もっている資産を売り払って、そのお金を賠償金にすることもできたはず。

しかし、そうはせず、仲間に頼るばかり。そして、最終的には被害者の人たちも、自分

たちへの賠償金を少しずつ負担することになるという本末転倒の事態に……。”

 このたとえ話にある「T君」は、もちろん「東京電力」。「車」は「原子力発電所」であり、

「仲間のC君やK君」は「全国の電力会社」。「資産」は、文字通り「資産」だが、「電力

の自由化」というテーマを論ずるならば、「送配電網」とも表現できるだろう。「少しずつ

負担」は、「電気料金を値上げすること」や「増税すること」など、国民負担を意味する。

 

 このように解きほぐしてみれば、「原子力損害賠償支援機構法案」はいかに摩訶不思

議な法案であることがよくわかるだろう。それが閣議決定され、国会で議論されていると

いう事実に、今更ながら愕然としてしまう。

 

「本当に被災者を支援するためには、法的整理を行い、管財人のもとで透明性を持った処

理を行うのが一番です。そして、いったん東電を国有化し、『原子力損害賠償法』に明記さ

れている通り、国がしっかりとした補償をすれば良い。今のままでは、いつまで経っても政

府と東電の責任の押し付け合いが続き、不明確な状況が続いてしまいます。

一番困るのは、家も仕事もお金も失った被害者なのです」

松田さんは声を大にしてそう断言する。

 今回の震災をきっかけに、私たちの多くが「知らないでいることの恐ろしさ」を痛感した。

そして、原発事故による放射能汚染の問題から、わが子を守るために子育てママがこれまで

にないほど政治に関心をもち、日本の行く末を案じている。

幸運にも、ジェネリーノでは松田さんという政治家に出会えたことで、「日本のために、今、私

たちは何ができるのか?」の答えが少しずつ見え始めてきた。ならば、もっと多くの人に同じ

ような体験をしてもらいたい! そんな思いを松田さんに率直にぶつけたところ、さすが“行動の

人”は、その場で快諾。白金台のカフェにおいて、“ママのための政治勉強会”が開催される運

びとなった。松田さん自身、もっと政治を身近に感じてほしいと、政治家と国民が自由に語り合

えるカフェをつくることを以前から構想していたという。

「カフェに行ったら、必ずそこには誰かしら政治家がいて、“伝えたい人”と“聞きたい人”の良き

マッチングが実現する。そんなカフェです」

 

 図らずも、そのプレ体験ともいうようなカフェミーティングが、去る7月4日に行われた。

この模様については、次回の最終回でレポートします。

第4回につづく

 

日本のために今、私たちは何ができる?松田公太さん VOL.2

2011年7月11日 9:44 PM

LAYMEN感覚を持ち続け、いまできることに注力する

松田さんは、行動の人だ。

3月11日、あの地震が起こる前に「デフレ脱却国民会議」というタイトルのブログを

書いているが、同日夕方、「災害時連絡先」という別タイトルで再び記事をアップ。

通信各社の災害用伝言板について一覧紹介している。

「とにかく、出来ることを精一杯やろう」(3月14日付)という言葉どおり、いち早く被

災地に支援物資を届け、ブログとツイッターを活用し、

「いまできること、やるべきこと」に党内のメンバーや民間の経営者仲間とともに取り

組んできた。

 しかし、野党ゆえ、できることは限られる。

3月13日付のブログでも「悔しい」と本音を漏らしている。

 もっともっと動きたいのに、動けない歯がゆさ。

それは、官僚と呼ばれる人たちに対しても向けられる。

二度目の支援物資を届けようと試みたときのこと。空路で物資を運ぶはずが、途中の

給油地で「着陸許可がおりない」と却下され、陸路で向かうことを余儀なくされた。

なぜか? 事前にフライトプランは承認済みだったが、現場が混乱していて着陸許可ど

ころではなかったから。

「こんな緊急時に許可をとる手順がそれほど大切なのでしょうか」

 マニュアルに則ることは、決して悪いことではない。だが、それに縛られるあまり、

肝心なことが見えなくなってしまう場合もある。今回のケースのように……。

「官僚と呼ばれる人たちは、大企業のサラリーマンとよく似ています。各省がそれぞれ

ひとつの大きな企業であり、そこに所属する人は省の権益が第一。

だから、結果として縦割り行政になってしまう」

自分自身もサラリーマン経験があるだけに責められない、と断りつつも、

省の権益を優先する官僚たちに松田さんは歯がゆさを感じてしまう。

震災以前から理事を務める「国際・地球環境・食糧問題に関する調査会」で「水」の問題

をあつかっているときもそうだった。いろいろな意見を聞くために、各省庁に呼びかけたと

ころ、ほとんどの省が「水」に関わっていることがわかった。

厚生労働省なら上水道、経済産業省なら工業用水、農林水産省なら農業用水で、

というふうに。

「水に関するほとんどの問題はオーバーラップしています。ならば、水問題だけを専門に

扱う『水省』というのをつくったらどうか? 水は人間にとって命にかかわるほど大切なものです。

そうすれば、いまよりもずっと迅速にさまざまな問題が解決できるはず。

現に、汚染水と地下水の問題が取り沙汰されていますが、これを解決するのは既存のひとつ

の省だけでは無理です。日本人の約半数が地下水に頼っているといわれていますが、地下水

と汚染水の関係性についてはまだよくわかっていません。だからこそ、水省という発想に行き着

くのですが……。官僚たちの返事は『そんなことできるわけがない』。

周囲の政治家からは『そんなことを聞くほうがおかしい』(苦笑)」

 たしかに、従来の考え方であれば、松田さんの発想は突拍子もないものかもしれない。

けれど、シンプルに物事を考えてみれば、「水省」はあって然るべきものではないだろうか。

 政治家になってまだ日の浅い頃、昨年9月9日付のブログで松田さんこう書いている。

「私がタリーズコーヒー時代から大切にしてきているのがLAYMEN(門外漢、素人)感覚です。

いつも外部から来るLAYMENには慣習や常識に囚われない斬新なアイデアやセンスがある

のです。『その発言や考えは我々の世界では非常識だ』と一蹴するようになったら終わりです。

それ以上成長も出来ませんし、生き残りの為に自己改革するなんて絶対に無理になります。

私はこれからもLAYMENとしての感覚を持ち続け、政治家として頑張って行きたいと思ってお

ります。」(原文のまま引用)

 その決意どおり、LAYMEN感覚を持ち続けて行動する松田さん。震災2日目、いつもどおり

煌々とライトアップされる国会議事堂に「なぜいまこんなことを!」と憤り、警備室に電話。

「そう言われても……」と渋る警備員に、「これでは埒が明かない」と官邸にまで電話をし、実際

に参議院の事務の最高責任を司る事務総長室へ向かったという。

結局、到着する直前に消灯したそうだが。

「国会議事堂のライトアップを止めたからといって、

大きな節電効果があらわれるわけではありません。でも、節電と呼びかけている最中に、日本

の政治の象徴である国会議事堂をライトアップすることは、どう考えてみてもおかしいでしょう」

 間違っていると思ったことには異議を唱え、実際に行動にうつすことで大きな力になる、

と松田さんはきっぱり言う。

いま、ひとつ考えていることがある。それは、より多くの人が震災ボランティアとして参加できる

ようなしくみづくりだ。震災から3カ月、求められるボランティアも多様化している。

専門的なスキルをもった人を必要としているところもあるだろう。

しかし、自分の日常生活を差し置いても、被災地に長期間行ける人は限られている。

そこで、ボランティアに参加する人を、その人が勤める企業ごと支援する、

というのが松田さんの考えだ。たとえば、A社から10名、1カ月間ボランティアに行ってもらったと

する。

その場合、10名分の給与の7割は政府が負担する。そうすれば、ボランティアに行きたい人も、

その人が勤める企業も、経済的なリスクを最小限に抑えられる。

「もちろん、年収が違えば状況も違ってきます。実現させるためには課題もたくさんありますが、

より多くの人にボランティアに参加してもらうためには、新たな制度を設ける必要があります」

 野党だからこそ、思うように動けない歯がゆさがある。

けれど、それに屈せず、先へ先へと目を向け、

いまできることに注力する。それが松田主義なのかもしれない。

第3回につづく

取材/文 室作 幸江

 

日本のために今、私たちは何ができる?

2011年6月26日 12:57 PM

タリーズコーヒージャパンの創業者

参議院議員 松田公太さんに聞く!

ー強い日本経済を取り戻すために、起業家から政治家へー

 政治が近くて遠い。
 3月11日に発生した東日本大震災と、それに端を発した東京電力福島第一原子力発電所の事故。
未曾有の大惨事に、私たちの多くが「なんとかしなければ…!」という思いに駆られている。
と同時に、この国のリーダーたちが、被災地支援や復興のために、どんな手立てを講じるのか
を注視している。けれど、その動きは遅々として進まない。
かつてないほど政治に関心をもちながら、思うように政治が機能しないもどかしさ。
そして、私たち自身も具体的に何をどうすべきかわからないでいる…。
 
 そんな焦りと苛立ちが混じったような思いを抱きながら、
参議院議員の松田公太さんにお会いした。
松田さんといえば、タリーズコーヒージャパンの創業者としてご存じの方も多いだろう。
昨年の参議院選挙で「みんなの党」から出馬し、24名が乱立する東京都選挙区において
激戦を制して初当選。起業家から転身した異色の政治家である。
開口一番、「議員になって以来、日本の政治に対してこれほど怒り心頭になったのははじめて!
恥ずかしい思いと申し訳ない気持ちでいっぱいです」。
 折しも、インタビューした日は内閣不信任案が否決された翌日。
前夜も遅くまでツイッター上でフォロワーたちと一連の“ドタバタ劇”について
激論し合っていたという。
「あまりにも信念のない政治家たちが多すぎる!」とバッサリ。参議院議員会館12階にある
事務所の会議室。節電対策としてエレベーターを使わない松田さんは、最上階にある事務所
まで階段を駆け上がる。流れる汗も厭わず、迷いのない口調で語る。
 
 そもそも松田さんが政治家へ転身したのは、国際社会において存在感が希薄になりつつある
日本をなんとかしたかったから。
昨年まで暮らしていたシンガポールでは、親日派が多いとはいえ、
日本へのまなざしが以前のようではないことを痛感した。
日本経済の弱体化を異国の地で目の当たりにし、アジアにおいても日本の存在感が薄くなる一方で
あることを、身をもって知った。
 松田さんにとって、“強い日本経済”は誇りであり、心の拠り所だった。お父様の仕事の都合で、
幼い頃より海外生活が長かったため、否が応でも“日本人であること”を意識させられたという。
「アメリカにいた頃は、日本人であることをバカにされることもありました。
でも、ホンダやトヨタの車が人気となり、ウォークマンを買い求める人が増えると、
みんなが『日本はスゴイ!』とリスペクトするようになった(笑)。
“強い日本経済”があったからこそ、偏見の目も気にならなくなった。
『政治は三流だが、経済は一流』う言われて育ちました」
 
 だからこそ、今の状態には我慢がならなかった。
「このまま放っておくと、日本は本当に取り返しのつかないことになる。
その危機感だけが私を突き動かし、政治の世界に飛び込むことを決意したのです」
最初にみんなの党から声がかかった時は政治の道へ進むことは全く考えていなかった。
しかし、何度か話を聞くうちに「やはり政治を変えないとこの国の経済はよくならない・・・」
と出馬を決意した。
「いろいろ話し合っていくなかで、多くの政治家には目標がないことに気付きました。
明確な数値目標です。
銀行員時代にも起業家時代にも、自分にはつねにそれがありました。
新規顧客の獲得数や、売上目標額といったような、はっきりとした数値目標です。
到達すれば、達成感が得られますし、到達できなければ、なぜできなかったのかを検証し、
次の手を考えることができます。
しかしながら、ほとんどの政治家や政党にはそういう数値目標がない。
しかし、「みんなの党」にはあったのです。
例えば「年率4%以上の名目成長により、10年間で所得を5割アップさせることを目標とする」
とアジェンダに掲げているのです。
経営の感覚をもった政党ならば、一緒に日本経済を立て直せるのではないか。
そう確信し、出馬を決めました」
 
 晴れて参議院議員となった松田さんの数値目標のひとつがこれだ。
「GDPの成長率5%を2年連続で達成すること」。
この「2年連続」というところに意味がある。経営者の経験から、今回の大震災のように、
経済が一気に停滞してしまうことが、いつ起こるとも限らない。
ガクンと落ち込んだ翌年は、前年比の成長率5%はたやすくクリアできるが、
落ち込む前と比べてみると、実質成長0%あるいはマイナスかもしれない。
つまり、一過点だけで判断するのではなく、最低でも2年連続でトータルに判断することが、
本来の成長率なのだと説く。
「極端な話、この6年間で自分が決めた数値目標を達成できれば、もう次の出馬はしなくてよい、
と思っています。
政治家でいつづけけることが私の目的ではなく、
より良い日本の為に突き進むことが私の目的だからです」
 確固たる信念で取り組んでいるからこそ、政局の争いに勝つほうに流れる、
信念のない政治家にあきれる。
「再選すること」を目標に掲げている政治家に憤る。洗練された外見とは裏腹の、
熱血漢の政治家なのだ。
そんな松田さんに、「日本のために、今、私たちは何ができるのか?」をインタビュー。
今回より4回シリーズで連載します。
 

【プロフィール】

1968年生まれ。5歳から17歳の大半をアフリカとアメリカで過ごす。

1990年、筑波大学国際関係学類卒業後、三和銀行(現・三菱東京UFJ銀行)に入行。

その後、1998年にタリーズコーヒージャパン株式会社を設立。約3年で株式を上場し、

300店舗を超えるコーヒーチェーンに。

2007年には、世界経済会議(通称:ダボス会議)のYoung Global Leaderとして、

選出される。開発途上国の飢餓解消に取り組む

NPO「TABLE FOR TWO international」理事でもある。2010年参議院議員選挙に

みんなの党より立候補、東京都選挙区にて当選。

※松田公太オフィシャルWEBサイト http://koutamatsuda.com/